日本人が英語学習で挫折しない4つの秘訣

日本人の英語学習には挫折がセットで語られます。なぜ日本人が英語学習で挫折をしてしまうのでしょうか?
私は、英会話講師をしながら、いままで英語学習を挫折してしまいそうになった人を多くみてきました。ぜひがんばって欲しいと思うので、今回は現役英会話講師による、日本人が英語学習で挫折しない4つの秘訣を紹介します。

日本人が英語学習で挫折しない4つの秘訣を教えます

1. モノリンガルの危機感を持つ

危険

これまで日本人に英語を教えて、私が感じることは、多くの日本人は英語が話せないことへの危機感が無いということですね。「話せないとマズくなる」という危機感を持つべきでしょう。海外に出ればバイリンガル(状況に応じて二つの言語を自由に使うことができる)どころか、マルチリンガル(状況に応じて二つ以上の言語を自由に使うことができる)であってもめずらしいことではないのに、日本人は大半がモノリンガル(母国語を話せるが外国語を習得していない人のことをモノリンガルといいます)なんです。

島国の日本には、こんなに外国人居住者や観光客が増え、人種や言語、文化が今後はますます混在していくのに、仕事においても暮らしにおいても、言語ひとつが障害になり、物事が効率良くいかなかったり、チャンスを逃してしまう可能性があるかもしれません。そう予想できるのであれば、たったひとつの障害を早く取り除いておくべきだと私は思います。英語が話せることでつかめるモノが増える一方で、英語が話せないとマズくなるという危機感を持つことが大事です。

2. 言語は短期間で習得できないことを前提に学習する

長い道のり

10年後の生活を想像してみてください。住んでいる地域や職場の言語環境は同じでしょうか?英語とは無縁の生活をしているという方は、ご自身のこども世代の言語環境はどう変化していると思いますか?5年後や10年後、生活に英語が必要になった時に、英語学習をスタートさせても、間に合いません。言語は短期間で身につくものではないのです。だから、いまは英語を使う必要がなくても、いまから学習しておく必要があるのです。

1ヶ月、2ヶ月英語に取り組んでみて、成果が出ないからといって学習を止めないでください。そんなにすぐ英語が身につくのであれば、日本人はこんなに英語学習に苦労しないし、みんなペラペラのはずです。留学中の英語学習を振り返って、自身の感覚で英語力が「ひとつ越えた」という感覚があったのが2年目。英語を勉強している日本人で、英語力がある程度固まっている人は、「2年」 「独学」 「勉強した」 ケースが多いのです。赤ちゃんが言葉を発するようになるのも2才(2年)です。私は2年っていう期間が英語習得のひとつの目安だと思っています。なので、最初の2年は、成果を気にせず、諦めず、ただ取り組むことをして欲しいです。短期間で習得できると思うから挫折してしまうのです。

3. 一緒に英語学習に取り組める仲間を探す

仲間

とはいえ、2年間ひとりで英語学習が続けられる人は少ないでしょう。英会話スクールでしっかりレッスンを受けることに越したことはないですが、それができない場合は、英会話サークルや英会話コミュニティに定期的に参加することをオススメします。インターネットで検索すれば、お仕事帰りや休日にワンコインで参加できるものもたくさんあります。初級者の方も多く参加されていますし、日頃どのように英語学習をしているのか等の情報交換をすることで、「みんな頑張ってるんだなぁ~♪」と良い刺激を受け、「次回までにまた勉強頑張ろう♪」と良いモチベーションになると思います。

私はThe English Space 『Light』という英会話コミュニティを主催していますが、本当に英語力ゼロからスタートした初級者が、参加者同士で英語でSNSのやりとりをするようになったり、TOEICに挑戦してみるという目標を持つようになったり、通勤電車で英会話のテキストを見るようになった、英会話アプリを聴くようになった…など、参加者同士が良い刺激を与え合って、英語学習に前向きに取り組むようになる姿を見て、いつも嬉しく思っています。

語学力は少しずつ身に付いていくものなので、自分ひとりでは伸びているのかどうか知ることが難しいです。英会話コミュニティに参加することで、「今日は前回より上手く話せた」「前回より相手の言っていることが聞き取れた」と感じることができます。これは、英語でコミュニケーションをとる相手がいて初めて気づくことです。毎回同じコミュニティに参加していれば、「○○さん、英語上達してるね!」と他の参加者が褒めてくれることもあります。一緒に頑張る仲間に誉めてもらえると、何よりのモチベーションになりますよね。

英語留学も良いキッカケです。フィリピン留学にくる人は、基本的に英語が話せない人なのですが、留学期間中は寝食を韓国人や中国人やインド人と一緒に英語を勉強します。いやでも英語で話します。留学後もお互いの近況報告を英語でSNSのやりとりするようになったりします。仲間がいれば挫折しにくくなります。

4. ロールモデルに出会う

憧れ

私が高校生の頃から、英語に取り組むようになったきっかけは、地元の英会話教室の先生との出会いです。同時通訳としても活躍していた先生は、いつもハリウッドスターとの仕事の話をしてくれたり、留学中のエピソードを話してくれたりしました。10代の私には、その話が夢の世界のことのように感じて、英語ができるとそんなに楽しいことに出会えるのかと、誰に言われることなく積極的に英語を勉強するようになりました。英語が話せることのその先を見せてくれた人に10代で出会えたことは、とてもラッキーだったと思います。

アメリカの短期留学中は、超美人な日本人の女性に憧れていて、あんな風になって、あんな風に英語が話せるようになりたい!と思える存在が近くにいてくれたおかげで頑張れました。以前はよく、インターネットで帰国子女の日本人女性の動画チャンネルを観たりして、モチベーションを上げていました。
実際の知り合いやお友達でお手本を見つけることが難しくても、今の時代ならインターネットやSNSで、「ただでさえ憧れるのに英語も話せるなんて!」というような存在を簡単に見つけることができます。英語学習にやる気が出ない時に、そういった憧れのロールモデルをイメージして英語学習することはとても有効だと思います。

私は最近では、好きな海外の女優さんが出ている映画やドラマを見て、話し方をマネしてみたりとか、こういう場面でこういうフレーズで返すと可愛いなとか(笑)っていう勉強をしたりしながら、英会話講師となった今でももちろん学習を続けていますよ。

まとめ

いかがでしょうか?せっかく英語を学習しようと思ったなら、挫折しないためにも、モノリンガルの危機感を持つ、言語は短期間で習得できないことを前提に学習する、一緒に英語学習に取り組める仲間を探す、ロールモデルに出会う、というこの4つの秘訣を覚えておいて欲しいと思います。挫折は禁止ですよ!危機感を持って、でも焦らずに、仲間と一緒に、憧れの存在を目指して、英語の学習がんばってください。

ABOUTこの記事をかいた人

あかね先生

カレッジを含む海外計6校への留学経験有り。2年半のバンクーバー留学中に、学んだことを軸に、「正確な文法で伝わる英語を話す」ためのプライベート英会話スクール『Lunima』を運営。また、英会話コミュニティ『Light』を立ち上げ、関西エリアを中心に、様々な英会話イベントを主催している。